2018年02月27日

本・町奉行日記

これは私が勝手に思うことなんですが、
今の時代小説家の作品を読むと、
本当に、こんな言い方やこんな考え方を江戸時代の人はするだろうか?と
疑問に思うことがたま〜〜にあって、作り話だからって割り切って読めばいいのですが、
それになじめなくって、読まなくなってしまうことがあるんです。
その点、山本周五郎や池波正太郎の作品は、絶対私を裏切らない。
ページをめくっているうちに自然に、江戸時代に落とされている自分が嬉しい。

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    町奉行日記は、
    山本周五郎の10の短編を
    集めたものです。
    この中の「寒橋」は、
    みごとに、泣かせてくれました。
    一編一編のメッセージが、
    日本人の美しい心が、
    私を満たしてくれます。
    山本周五郎love(*^。^*)
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2018年02月26日

ケーキ茶話会

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   先月のベル・フィオーレの練習の時、
   「来月は、ケーキでも
   食べよう\(^o^)/」と宣言しまして、
   今日は、予告通り
   ケーキを囲んで茶話会を致しました。

   あらかじめケーキ屋さんに、
   「人数分みつくろっておいて!」と
   頼んでいたので、私も箱の中の
   ケーキが、どんなものが入っているのか
   知りません。
   ケーキの箱を開ける時は、私も
   みなさんと同じ、ワクワクしました。
   ケーキと花束に女は弱いのよねえ〜〜

   さあ〜、これを食べたらベル・フィオーレ、
   「歌声サミット」の本番は
   頑張らなくっちゃあ。

   
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2018年02月25日

咳のヤツメ

先月の半ばごろ、軽い風邪をひいたらしい。
ひいたらしい・・・・というほどの、本人もさして気にしないほどの小さな風邪であったのです。
・・・・が、一か月のうちにそれがどんどん悪化しまいました。

医者は、私の可愛いのどに聴診器をあて、上にも下にもそれをずらしつつ
「変な音は聞こえません、まあ〜声をださないことが一番の薬ですなあ〜〜」というのです。
・・・・・が、声を出さないことには仕事にならない・・・(*_*)
それは、絵描きに筆を持つな、ストリッパーに服を脱ぐな、というに等しい。
そこをなんとか治すのが医者の仕事だろうが・・・・と思いつつ、
顔だけはにこやかに、医者の処方した薬をもらって、連日、歌いまくりしゃべりまくっている。

案の状、
夜は連続の咳で寝ることは出来ず、昼間も薬のせいか、一日中ぼーっとしている。
咳も一か月続いている。
ああ〜〜やっぱり医者の言うことは素直に聞かねばならない。

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   今日は、楽しみにしていた山内敦子さんの
   ピアノリサイタルがあります。
   こんなせき込んでいては、
   ほかのお客様に迷惑になるので、
   山内さんには、ごめんね!の
   メールをして、チケットは、
   満席で行けなかったOさんに
   譲りました。
   Oさん、大喜びしてくださった。

   せっかくの日曜日だというのに、
   コンサートも行けないし、
   孫や娘らも近寄らない。さんざんです。
   こんな時は、ニンニクバンバンの焼肉でも
   食べて悪臭をまき散らしてやろうか!
   カ〜〜ッ\(゜ロ゜)/  咳のヤツメ、
   くっそーたれーーっであります。
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2018年02月24日

侘助

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  さだまさしの「春告鳥」の出だし、
  〜衣笠の古寺の侘助椿の〜とあります。
  その侘助という椿が
  欲しくって、見たくって、
  園芸屋さんに出かけました。
  茶花用!と明記されていましたが
  一本ありましたので、
  我が家の庭に連れてきました。

  〜鏡のまどろみの〜というような池など
  どこにもありませんが、
  この侘助が、
  〜たおやかに散りぬるも陽に映えて〜という瞬間を
  見たいのです。
  つぼみは硬いですが、それでも咲きそうな気配が
  感じられます。

  艶やかに咲いて見せて、侘助〜!

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2018年02月19日

ふきのとう

我が家の庭に春の訪れがひとつ。

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2018年02月17日

春告鳥

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   早いもので2月も半ば。
   この時期、私には
   そっと口ずさむ歌があります。
   さだまさしの「春告鳥」です。
   それは、
   まるで川端康成か谷崎潤一郎の世界に
   迷い込んだような、
   蠱惑的な言葉の魅力があります。
   文法的なことは全く門外漢なので、
   不明ですが、
   詩の中の連続される「の」が、私には心地よく、
   それが旋律に大いに影響して、美しい流れを醸し出しているのです。
   そして、
   日本の唱歌がそうであるように、
   情景ばかりを重ねて決して自分の思いを伝えない。
   やっとこ自分の気持ちを伝えるのは、「さんざめく」と「たじろぐ」だけです。
   なんと日本的で楚々としている歌なのだろう。

   「春告鳥」は、さだまさしの曲の中では、決して派手な目立つ曲ではありませんが、
   交響曲の第二楽章のような、心に響いて離れない切なさがあります。


「春告鳥」

衣笠の古寺の侘助椿の たおやかに散りぬるも陽に映えて
そのひとの前髪僅かにかすめながら 水面へと身を投げる
鏡のまどろみのくだかれて 錦の帯の魚のふためいて
同心円に拡がる紅のまわりで さんざめくわたしの心

春の夢 朧気に咲き 春の夢 密やかに逝く
古都の庭先 野辺の送り ふりむけばただ閑かさ

化野の古宮の嵯峨竹の ふりしきる葉洩れ陽にきらめいて
そのひとのこぼした言葉にならない言葉が 音も無く谺する
足元に蟠る薄氷に 靄めいた白い風立ちこめて
春告鳥の問いかける別離に たじろぐわたしの心

春の夢 朧気に咲き 春の夢 密やかに逝く
古都の庭先 野辺の送り ふりむけばただ閑かさ



こちらをクリックすると、聴けます
https://www.youtube.com/watch?v=IIwzvbOJm0A
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2018年02月12日

名物の厚焼き玉子

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   名古屋郊外にある某回転寿司は、
   三河湾で獲れた旬の魚を
   リーズナブルな値段で
   食べさせてくれるので、
   ドライブをかねて
   時々、出かけています。

   このお店の名物は、厚焼き玉子。
   その真ん中の下のほうに、
   遠慮ぎみに、酢飯が入っているんです。
   どのお寿司も、ネタもシャリも多いので、
   5皿も食べたら満腹になるのですが、
   なぜか〆には、
   この出汁のよくきいた厚焼き玉子に
   手が出てしまうんです。
   
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2018年02月11日

男同士

女系家族のパッサカリアさんちで、初めての光景です。
おちび4号と主人、男同士の談合〜!

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2018年02月06日

寒い日の1ページ

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  家の中の窓越しに陣取っていると、
  二月だということを忘れてしまうほど
  ポカポカの春のようです。

  気をよくして
  カメラ持参で、公園に行きましたら、
  やっぱり2月だわあ〜〜、寒い寒い。
  公園の隅っこのごしゃごしゃした場所に、
  寒さに挑むように
  水仙がキリリと咲いておりました。


  そ〜〜して、
  寒さなど何ほども感じない猛者が
  いま一人。
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  大人はああだこうだと理由を付けて
  あったかい家に戻りたがって
  震えているというのに、
  そんな哀れな大人のことなど気にも留めず、  
  北風をもてあそぶように走り回り、
  鳩を追っかけまわす、ちび猛者。

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2018年02月04日

いい具合にボケます

単焦点レンズを使って、F値1,8で写してみました。

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2018年02月03日

きっぷのいい文章

まあ〜〜この読売新聞の書評を読んでいただきたい。

  「藤原氏 ー権力中枢の一族ー 」 評・本郷恵子

  「藤原氏こそ、日本の歴史を動かしてきた主役である」という
  力強い一文から本書は始められる。そしてそれは決して誇張ではない。
  ー中略ー
  私のような日本史研究にたずさわる者にとっては、
  藤原氏なしでは夜も日もあけないくらいだが、
  それだけに「藤原氏」という簡潔にして壮大なタイトルをあげ、
  同氏の全貌を語ろうとする本書の試みは、実に果敢である。
  −中略ー
  日本の全時代・全領域にコミットした一族を
  俯瞰(ふかん)する機会をあたえてくれるという点では得難い成果であろう。
  ぜひ個々の人物や事件への興味も深めていっていただきたい。
  家族が先細りする現代にあって、
  止むことなく展開し、連綿と続く血縁の力をみることは、
  まぶしいような、面はゆいような体験である。

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   音楽の三要素は、
   リズム・フレーズ・ハーモニーですが、
   上等の文章にも、
   同じことがいえると思います。
   本郷恵子!彼女の文章は、
   なぜか私の耳に心地よい。
   言葉に勢いがあって、
   それが大胆に登場するので、
   読んでいて、元気が出てくる。
   
   こういう文章を書ける人って、
   うらやましい。
   東大史学科教授の本郷恵子さん。
   彼女の本を
   じっくり読んでみたくって、
   図書館で一冊借りてきました。
   (残念ながら本屋にはなかった)


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2018年02月01日

単焦点レンズ

煩雑なバックをとりあえず隠してくれるので、ボケはありがた〜い。
いつもの写真が少しレベルアップしたようにみせてくれるので、ボケはありがた〜い。

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     ・・・・・ということで、
     ボケを活かした写真が撮りたくって、
     この度ついに
     「単焦点レンズ」を購入しました。

     とりあえず、いろいろと撮ってみましたが
     これがなかなか・・・・・
     研究が必要です。
  
  あえて逆光で、おちび4号・初の王子、生後4か月を写す。

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2018年01月31日

本・さぶ

  山本周五郎の「さぶ」を読みました。
  男前で職人として技術もある栄二と、不器用でうだつのあがらないさぶ。
  この対照的な二人の青春物語です。
  ある時、
  無実の罪をきせられた英二が、自暴自棄になり、やけを起こし人足寄場に送られていきます。
  そして、苦労をしながら、人として成長していく!というストーリーです。

  この物語を、さぶと英二の男の友情とするならば、素晴らしい〜出来栄えの小説!と思うのですが、
  どうも理解できないのは、英二の妻となった「おすえ」の存在です。

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   結論をいえば、
   無実の罪をきせたのは「おすえ」で、
   その理由が、
   英二をだれにもとられたくなかった一心だと
   いうのです。
   人足寄場に面会にきた「おすえ」は、
   後ろめたさを感じさせる言動の一つもなく、
   説教めいた励ましまで、
   いけしゃあしゃあとしてしまう。
   そんな「おすえ」が、
   終わりまであと数ページのところで、
   「一生言うつもりはなかったけれど」っと前置きして、真実を涙ながらに英二に伝えるのです。

   ええええ???どうよこんな人(女)。
   女房が、こんなウソつきで、一生隠し通そうとしていただなんて、そんな性悪女、
   男として、即刻三行半をつきつけ、
   さぶと2人で男の友情に生きるっちゅうのが一番おっとこ前だというのに、
   ・・・・・英二と言えば、
   惚れた弱みか、苦労して菩薩様のような心になったというか、すんなり許してしまう。
   今までの男気のあるかっこいい英二はどこへ行ったのだろう?
   山周先生は、
   女性に寛大すぎるちゅーか、なんとも情けない。
   ハッピーエンドはホッとして嬉しいが、
   山本周五郎のさぶ、「おすえ」の登場で白けてしまったのは、私一人だけだろうか?

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2018年01月30日

耳鼻科の薬

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     少し風邪気味のところ、
     一週間頑張って声を出しましたら、
     悲惨なことになりました。
     耳鼻科の薬を飲みましたら、
     もっと悲惨になり、眠くって眠くって・・・・

     そこで今朝は、もう薬は飲まないでおこう〜!
     と心に誓ったのに、
     我が家の住人の閻魔大王が、薬を出して
     私の目の前に置き、
     私が飲むまでジーーーッ(ーー)と
     見はっています。
     「ほら、自分の判断で薬をやめたら
     もっと酷くなると袋に書いてあるでショッ」
     と、もっともらしいことを言うのです。

     しょうがないので
     飲んでやるか^^^^^。

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2018年01月27日

カメラワークショップ12

一眼レフカメラを購入して、もう3年ぐらい経つでしょうか?
なかなかイメージ通りには写せなくって、写真って本当に難しいですねえ〜〜。

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    今日は、キャノンの
    ワークショップに
    参加して、
    「ボケ」について
    勉強してきました。

    ボケかたにも、
    いろいろあって、
    前ボケ・後ろボケ・
    すき間ボケ・玉ボケ・
    などなど・・・・
    他にもいろいろな
    小道具を使って ボケさせる方法も教わりました。
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   こちらは
   レンズにビニールを
   かぶせて
   ぼやっと感を
   出す方法です。

   レンズを
   ひっくり返して
   写す方法も
   あるとかで、
   チャレンジして
   みましたが、
   ことごとく、ダメでした。  写真は奥がふか〜〜〜い。
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2018年01月26日

雪の朝

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   2日にわたって、雪が降ったりやんだりの寒い日、
   我が家の蝋梅が雪に打たれながら、じっと冬に耐えていました。

   今朝、降り積もった雪の間から、
   はにかんだように朝日を浴びている蝋梅を見つけました。
   冷たい夜の闇の中で、必死に朝を待っていた蝋梅が、とってもいじらしく健気に見えました。
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2018年01月25日

ハープスイーツコンサート

   三宅百合子さんのハープスイーツコンサートを、熱田区のカフェ「JBC」で開催しました。
   前夜からの雪模様で足元が悪いなか、たくさんの方々がご参加くださいました。

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   今日のためにお衣装を三着持ってきてくださって
   「黄色とオレンジっぽいピンクとピンク、どれ着ましょうか?」とおっしゃったので、
   早めにいらしたお客様で多数決をとって、「オレンジっぽいピンク」を着ていただくことに。

   いつも三着も持っていらっしゃるの?っと聞きましたら、
   突然の衣装のトラブルや、会場の雰囲気によって、ドレスの色を選ぶんだそうです。
   こっちとら〜〜いつでも黒一色のバックスタイルしか見せなので、
   そんなこと考えたこともなかったけど、ピンの演奏家はそういうところも、気を遣うのね〜〜〜〜。

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   演奏曲目は、
   パッヘルベルのカノン
   川の流れのように
   ムーン・リバー
   ハープ協奏曲
   慕情
   マイ・ウェイ

   encoreは
   テネシーワルツ

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    ピアノの生徒のHちゃんとお友達も
    メモ用紙持参で、聴きにきてくれました。
    そして、コンサート終了後、
    三宅さんに、子供らしく質問ぜめ〜〜!
    参考になったかな?

    この可愛いお客様に突然、三宅さん、
    となりのトトロの「さんぽ」を
    演奏してくださった。
    たった二人だけのお客様のための、
    素敵な素敵なコンサート。

    三宅さん、お疲れ様でした。
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2018年01月24日

雪の夜


今夜は深々と降るらしい。

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2018年01月18日

身に染みた北の酒場

NHK新日本風土記“北酒場”を見ました。
雪深い北海道や、寒さ厳しい東北の酒場を旅する物語です。
その一つ一つに、切ない苦労や命を削るような現実があって、ホロっとさせられ、
そして、お国言葉に故郷が恋しくなりました。

厳しい冬をのりこえるには、飾り気のない酒場が似合うなあ〜〜〜〜。
人の温かさが身に染みるなあ〜〜〜〜〜。
うまいギターで、ド演歌でも歌ってみたくなるなあ〜〜〜〜。
下戸の私が、のれんをくぐってみたくなるような、そんな“新日本風土記・北の酒場”でした。

氷雨
https://search.yahoo.co.jp/video/search?p=%E6%B0%B7%E9%9B%A8+%E6%97%A5%E9%87%8E%E7%BE%8E%E6%AD%8C&tid=481471df1cafabdb6bfdc83d03fce814&ei=UTF-8&rkf=2&dd=1
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2018年01月16日

本・赤ひげ診療譚

山周こと山本周五郎原作の「赤ひげ診療譚」の主人公は、
江戸時代、吉宗の時代の町医者・小川 笙船がモデルです。

そして、黒沢明監督の映画「赤ひげ」は、山周のが原作です。
赤ひげ役の三船敏郎が好演で、映画を一度観て見たいと思っていたのですが、
昔、あの映画の時代考証に間違いがある!という文章を何かで読んだことがあり、
映画も見る気が失せてしまい、さらにはなんにも悪くない原作さえも読む気が失せてしまいました。
・・・・・・それは、
たった一本の帯締めが原因でした。

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  映画の中で、女人が帯締めをして登場!

  私が読んだ文章では、
  帯締めは幕末から明治にかけて
  しめるようになり
  一般化は明治も半ばごろ。
  だから、黒沢監督の映画はいかん!と。
  それで私もすっかり、
  いかん派になってしまった。

  あれから随分時間が過ぎ、今の時代劇は、この私が見てさえもシッチャカメッチャカで、
  およそ時代考証などないも等しい。
  帯締め一本ぐらいで何をそんなに〜〜!というふうになってしまった。

  今回、山本周五郎の作品を何冊か購入し、まず初めに、いわくつきの「赤ひげ」から読んでみました。
  貧しい人々を診療する医師たちの奮戦話ですから、けっこう重いです・・・・が、
  赤ひげ先生の言葉の一つ一つが、身体中に浸み込むようで、実にいいです。

   「医術がもっと進めば変ってくるかもしれない、だがそれでも、
   その個躰のもっている生命力を凌ぐことはできないだろう」
   「医術などといってもなさけないものだ、
   長い年月やっていればいるほど、医術がなさけないものだということを感ずるばかりだ、
   病気が起こると、或る個躰はそれを克服し、べつの個躰は負けて倒れる、
   医者はその症状と経過を認めることができるし、
   生命力の強い個躰には多少の助力をすることもできる、
   だが、それだけのことだ、医術にはそれ以上の能力はありゃあしない」

  司馬遼太郎の「無名の人」のモデル・所幾太郎もそうであったように、
  赤ひげのモデルとなった小川笙船もまた、
  その時代の医術のありったけの力で命に向き合った。
  そしてそれが、今の世の礎になっていることに、真摯に脱帽です。
  さらには、
  心の在り方を、より人間の本質を見よ!と、赤ひげ先生に言わしめる山本周五郎に、
  学ぶことは、半端なものではない。

  山周、読むべし!!

posted by パッサカリア at 21:43| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする